■ 久しく
お久しぶりでございます皆様覚えていますか。しるくです。
えっとー。4月に起きた事件をここに記録します。
4月1日。
僕は新居に入った。
パソコンを開きつつ「風呂に入るか」と、
ボイラーのスイッチを入れる。
しかし。つかない。
青ざめた。
ガス会社に電話をしていなかった。
あわてて電話する。
「本日の営業は終了いたしました」
機械的な声が冷たくささやくだけであった。
友人に連絡をとりつづけるも誰も近場に住んでいない。
風呂に入るのを断念するか、水風呂か。
僕が選んだのは。
水風呂だった。
まーつまりは、ガス会社に連絡を忘れて、お湯がでなかったと。そういうことです
ちなみにその翌日Twitterで知り合った同じ大学に通う人たちにこの話をして僕は大学デビューを決めました。
即ち今楽しいです。
後はめぼしいこともなく残金156円で実家に帰宅。
悠々と足を組み、サークルのバーベキューに言っている仲間たちを指をかじりながらタイムラインから眺めています。
えっとー。4月に起きた事件をここに記録します。
4月1日。
僕は新居に入った。
パソコンを開きつつ「風呂に入るか」と、
ボイラーのスイッチを入れる。
しかし。つかない。
青ざめた。
ガス会社に電話をしていなかった。
あわてて電話する。
「本日の営業は終了いたしました」
機械的な声が冷たくささやくだけであった。
友人に連絡をとりつづけるも誰も近場に住んでいない。
風呂に入るのを断念するか、水風呂か。
僕が選んだのは。
水風呂だった。
まーつまりは、ガス会社に連絡を忘れて、お湯がでなかったと。そういうことです
ちなみにその翌日Twitterで知り合った同じ大学に通う人たちにこの話をして僕は大学デビューを決めました。
即ち今楽しいです。
後はめぼしいこともなく残金156円で実家に帰宅。
悠々と足を組み、サークルのバーベキューに言っている仲間たちを指をかじりながらタイムラインから眺めています。
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■ ぱそこんを
新しく買って
OSのクソ具合に爆笑なうでございます
OSのクソ具合に爆笑なうでございます
■ 久々に
運がよかったのだ。何もかも。
3.11からもうすぐ1年だ。
僕はこうやって生き残ってしまった。
1万5千を超える犠牲者を出したあの惨劇。
運良く僕は何不自由なく暮らしている。
運良く受験も終わり、運良く平和に暮らしている。
雪だ。
去年も聞いたような、「観測史上最大の大寒波」という言葉を、
アナウンサーの声が淡々と、しかしどこか危機感を募らせる気を起こさせながらテレビから聞こえる。
ため息を付く。
天井裏のねずみが走る。
何かを追って、あるいは何かから逃げているようだ。時々家の何かをかじりながら。
その音を聞きながら、ふと、家の中を見回す。
家の中は暗い。昼でも夜のように暗い。
夏は日の入る窓も、今は雪で閉ざされている。
換気扇が埋まっては料理ができないと、その部分だけ掘り起こすのが僕の仕事だ。
――昨日も掘り起こしたのに。
雪は、そんな僕をあざ笑うかのように、また、換気扇を埋める。
屋根には雪が積もる。落ちてきそうなのに落ちてこない。
そのまま降り積もる。どこかの街ではそれによって家が潰れたそうだ。
半世紀を耐えぬいたこの家が持ってくれることを祈るしかない。
パソコンを居間に持ってきて、大学からの課題を打ち込む。
適当に打っては保存、その繰り返しだ。
クラスの他の人間に先駆けて受験生という名の地獄を切り抜けた僕には、ただ惰性で学校に通うだけの気力しかない。
センター試験だってそうだった。みんなが懸けてる人生を、僕は懸ける必要なんてなかったのだから。
他の奴らと同じ覚悟で望みたいという自分の裏には、それを否定する自分が絶えずまとわりついた。
必要のないことだ。無意味だ。そんな声がずっと。聞こえた。
受かったのになんで学校に来るんだと最近よく言われる。
説明しても理解はしてもらえない。僕と彼らとは立っている場所が違う。
僕は受験を終え、彼らはまだ終えていない。
彼らと同じ覚悟を背負って、勉強できないもどかしさを、辛さを彼らに求めても意味はない。
彼らは彼らのことで精一杯なのだから。
静かに夜が更けていく。
いつの間にかねずみの走る音も、何かをかじる音もなくなっていた。
犬は僕の傍らで丸くなっていびきをかいている。
でも、眠くはない。
AO入試で受かるとは思わなかった。
合格の見込みは薄かった。
進路指導課も、厳しいだろうと見込んでいたし、僕もそう思っていた。
だから1次試験までは半信半疑だった。やる気もあまりなかった。
負け戦には最初から手を出さないつもりだったのだから。
――AO入試だなんて。
――逃げだ。
――試験当日も適当なことを書いてわざと落ちてやろう。
そう考える自分もいた。
試験当日、同じように試験を受ける連中を見て。
この中の誰にも、決して負けたくないと思った。
そこにいた受験者のなにを知っているわけでもない。
ただ、少なくとも、僕はそこに居合わせた相手よりずっと手強い存在を知っていた。
一次を通った時、受かるしかないと思った。
面接の内容も自分なりの努力はしたつもりだ。
そして合格した。
先生は勿論喜んだだろう。
学校で初めてのAO合格者だ。それも3人。
僕だって誇らしかった。歴史を変えたのだ。
でも僕の周りの人たちは、一様にそうではないことを知っていた。
AOで合格したその後の僕の態度にたいして嫌悪した人だっている。
結局僕の勝因は「運がよかった」のだ。
たまたま先生と考えたところを小論文で応用できて、たまたま演劇部としてしゃべることに慣れていて。
「たまたま、うまく行った。」
結局、それだ。
運も実力のうちとは言うものの、僕はそんなもの信じない。
運は運だ。実力じゃない。
僕はつまり、楽をして、彼らの先を行っただけだ。
結局は僕は何もしていない。結局すべて他人任せだった。
そんな僕を嫌悪し、いい気分で見るものなどいない。
彼らはいま実力で戦おうとしているのを、「運」で勝ち取った合格を振りかざして見下ろす自分がいる。
彼らと同じ境遇にいることを許されない辛さもあるのだ。
理解してもらおうとは思わない。
それに、僕は震災を「利用」した。自分の合格の為に。
そう感じた時、自分が一番つらかった。
力になりたいと思ったのは確か。自分が持ってるもので誰かを救いたい。
それを大学入試なんて言う私利の為に利用したと、そう考えてしまった。
犠牲になった人たちは、そんな僕を、どう見ているのか。
合格したことは素直に嬉しい。夢だったのだから。
ただ
ただ、背伸びをしすぎたのかもしれない。
僕が行くには、敷居が高すぎたのかもしれない。
センター試験が終わったあと、自己採点の結果で泣く人もいた。
僕はそこから逃げたくなった。
人生を懸けるその試験に、惰性で挑んだ自分を呪った。
表では笑ってやった。これでも入れるんだとタカをくくって。
愚かだった。幼稚だった。
――本当にこれでよかったのか?
帰る途中に考えた。
もしかしたら僕は、彼らと同じ空間で、同じように勉強していてはいけないのではないかと。
ただの惰性で、学ぶ意欲すらない人間が、死に物狂いで努力している人間と同じ空間にあってはならないのではないかと。
何が。僕の足を学校へ向かわせるのか。
犬が起きた。大きく伸びをして、また大きなあくびをする。
――早く寝ろ。明日も早いのだろう。
そう言っている気がする。
素直に従っておこうと思う。
3.11からもうすぐ1年だ。
僕はこうやって生き残ってしまった。
1万5千を超える犠牲者を出したあの惨劇。
運良く僕は何不自由なく暮らしている。
運良く受験も終わり、運良く平和に暮らしている。
雪だ。
去年も聞いたような、「観測史上最大の大寒波」という言葉を、
アナウンサーの声が淡々と、しかしどこか危機感を募らせる気を起こさせながらテレビから聞こえる。
ため息を付く。
天井裏のねずみが走る。
何かを追って、あるいは何かから逃げているようだ。時々家の何かをかじりながら。
その音を聞きながら、ふと、家の中を見回す。
家の中は暗い。昼でも夜のように暗い。
夏は日の入る窓も、今は雪で閉ざされている。
換気扇が埋まっては料理ができないと、その部分だけ掘り起こすのが僕の仕事だ。
――昨日も掘り起こしたのに。
雪は、そんな僕をあざ笑うかのように、また、換気扇を埋める。
屋根には雪が積もる。落ちてきそうなのに落ちてこない。
そのまま降り積もる。どこかの街ではそれによって家が潰れたそうだ。
半世紀を耐えぬいたこの家が持ってくれることを祈るしかない。
パソコンを居間に持ってきて、大学からの課題を打ち込む。
適当に打っては保存、その繰り返しだ。
クラスの他の人間に先駆けて受験生という名の地獄を切り抜けた僕には、ただ惰性で学校に通うだけの気力しかない。
センター試験だってそうだった。みんなが懸けてる人生を、僕は懸ける必要なんてなかったのだから。
他の奴らと同じ覚悟で望みたいという自分の裏には、それを否定する自分が絶えずまとわりついた。
必要のないことだ。無意味だ。そんな声がずっと。聞こえた。
受かったのになんで学校に来るんだと最近よく言われる。
説明しても理解はしてもらえない。僕と彼らとは立っている場所が違う。
僕は受験を終え、彼らはまだ終えていない。
彼らと同じ覚悟を背負って、勉強できないもどかしさを、辛さを彼らに求めても意味はない。
彼らは彼らのことで精一杯なのだから。
静かに夜が更けていく。
いつの間にかねずみの走る音も、何かをかじる音もなくなっていた。
犬は僕の傍らで丸くなっていびきをかいている。
でも、眠くはない。
AO入試で受かるとは思わなかった。
合格の見込みは薄かった。
進路指導課も、厳しいだろうと見込んでいたし、僕もそう思っていた。
だから1次試験までは半信半疑だった。やる気もあまりなかった。
負け戦には最初から手を出さないつもりだったのだから。
――AO入試だなんて。
――逃げだ。
――試験当日も適当なことを書いてわざと落ちてやろう。
そう考える自分もいた。
試験当日、同じように試験を受ける連中を見て。
この中の誰にも、決して負けたくないと思った。
そこにいた受験者のなにを知っているわけでもない。
ただ、少なくとも、僕はそこに居合わせた相手よりずっと手強い存在を知っていた。
一次を通った時、受かるしかないと思った。
面接の内容も自分なりの努力はしたつもりだ。
そして合格した。
先生は勿論喜んだだろう。
学校で初めてのAO合格者だ。それも3人。
僕だって誇らしかった。歴史を変えたのだ。
でも僕の周りの人たちは、一様にそうではないことを知っていた。
AOで合格したその後の僕の態度にたいして嫌悪した人だっている。
結局僕の勝因は「運がよかった」のだ。
たまたま先生と考えたところを小論文で応用できて、たまたま演劇部としてしゃべることに慣れていて。
「たまたま、うまく行った。」
結局、それだ。
運も実力のうちとは言うものの、僕はそんなもの信じない。
運は運だ。実力じゃない。
僕はつまり、楽をして、彼らの先を行っただけだ。
結局は僕は何もしていない。結局すべて他人任せだった。
そんな僕を嫌悪し、いい気分で見るものなどいない。
彼らはいま実力で戦おうとしているのを、「運」で勝ち取った合格を振りかざして見下ろす自分がいる。
彼らと同じ境遇にいることを許されない辛さもあるのだ。
理解してもらおうとは思わない。
それに、僕は震災を「利用」した。自分の合格の為に。
そう感じた時、自分が一番つらかった。
力になりたいと思ったのは確か。自分が持ってるもので誰かを救いたい。
それを大学入試なんて言う私利の為に利用したと、そう考えてしまった。
犠牲になった人たちは、そんな僕を、どう見ているのか。
合格したことは素直に嬉しい。夢だったのだから。
ただ
ただ、背伸びをしすぎたのかもしれない。
僕が行くには、敷居が高すぎたのかもしれない。
センター試験が終わったあと、自己採点の結果で泣く人もいた。
僕はそこから逃げたくなった。
人生を懸けるその試験に、惰性で挑んだ自分を呪った。
表では笑ってやった。これでも入れるんだとタカをくくって。
愚かだった。幼稚だった。
――本当にこれでよかったのか?
帰る途中に考えた。
もしかしたら僕は、彼らと同じ空間で、同じように勉強していてはいけないのではないかと。
ただの惰性で、学ぶ意欲すらない人間が、死に物狂いで努力している人間と同じ空間にあってはならないのではないかと。
何が。僕の足を学校へ向かわせるのか。
犬が起きた。大きく伸びをして、また大きなあくびをする。
――早く寝ろ。明日も早いのだろう。
そう言っている気がする。
素直に従っておこうと思う。
■ no title
センター試験は爆発しましたが
私は生きてます
私は生きてます
■ おーい
合格させて頂きました。
おわり。
おわり。